落ち着け

成田で飛行機事故が起きると、今度はちょっとした飛行機に関することもニュースに出るようになる。例えば管制塔の指示ミスで飛行機が接近など、普段ではあまりぱっとしないニュースでも大々的に取り上げられるようになる。

なにか同じようなことが以前あったな、と思って思い出した。JRの尼崎で運転手の操縦ミスによる悲惨な事故があったとき(100人以上亡くなった)、それ以降しばらくの間どの駅で電車が何メートル 余分に進んでからバックして止まった、とか、そういうニュースが多かった覚えがある。今ではその程度の内容では、ほとんどニュースにならない。

中国の餃子に有害物質が入っていたときも、やれ輸入のほうれん草に農薬が残っていたとか、不安をあおるようなニュースが多くなる。そうやって多くの人は輸入野菜は農薬が多いと思うようになる。ただ実際数字で考えるとそうでもないことが分かる。例えば厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課が出している、「平成16年農産物中の残留農薬検査結果等の公表について」で残留農薬が検出されているパーセンテージは国産品0.49%に対して、輸入品は0.44%と輸入品は国産品よりマシということになる。 農薬の基準を超えたものに関しては国産品0.007%に対して、輸入品は0.008%とわずかに上回る。しかし、この数字を考えて見ると0.008%というのは12500回に一回出くわす程度ということで、34年間毎日食えばもしかしたら一回ぐらいあたるかもしれない、という程度だ(ちなみに国産の場合は39年毎日食べれば「当り」に出くわすかもしれない)。

日本の場合、生死にかかわる問題は、自殺と交通事故だ。殺人犯が近くにいるからといっておびえる前に、より注意しなくてはならないこともたくさんある。

ニュース見てると、みんな、もっと落ち着こうよ、と思う。
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by dubian2.4 | 2009-03-27 20:11 | 日本
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