「中国で仕事をするばあい日本人として、中国語がしゃべれることが得かどうか」について考えてみる。
日常生活においては、もちろん中国語をしゃべれると不便しないだろう。中国語を話せるということはかなり便利でオトクである。しかし仕事の会議で中国語が話せて得をする、というのは下記のケースに限られている気がする。 中国語が話せて会議がうまくいく場合: 周りにいるほかの全員が中国語を話せるとき。 中国人との会議において、中国語が話せないものが1名でもいた場合、その一人のために日本語の通訳が必要になる。会議というのは議論を共有するために集まるものであるから一人でも共有できないものがいたら放っておくわけにはいかない。 つまり、自分だけ中国語が話せて先に会議の内容を理解したとしても、結局は日本語に通訳されてほかの人が理解するのを待たないと先に進めない、ということになる。 これこそ「ザ・ゴール」で有名になった制約条件の理論にでるボトルネックである。生産ラインで前工程のタスクがどんなに早く終了しても、次に必要な部品が届いていなければ次工程にはいけず、前工程で生産を急いだ意味は皆無になってしまう。 会議も同じで、どんなに9割の日本人が中国語を理解して、会議を先に話を進めようとしても、1割の中国語の理解できない人間が会議の内容を日本語に訳されて理解するまでは、待っておかなくてはならない。 そうなると中国語ができてもあまり、オトク感はないような気がする。あくまで、全員が中国語を話せるから、リアルタイムに話を進めることができてオトクなのである。 また、この制約条件が、更なる負のスパイラルを生んでいることに気がついた。明日へ続く。
by dubian2.4
| 2004-09-04 03:22
| 上海生活や仕事
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