すごいぞ「私のしごと館」

「私のしごと館」をご存知だろうか。

私が住んでいる町の誇る、「仕事について考える施設」である。

ガラス張りの非常にすばらしい建物の中には、世の中の色々な仕事について、の紹介がなされている。例えば、「消防士の仕事」とか「デザイナーの仕事」とかについてである。

これらの紹介は主に小学生や中学生を対象としている。

で、独立行政法人「雇用・能力開発機構」が運営しているので、やはり赤字の垂れ流し、税金の使いっぱなしである。

施設そのものが無意味だとは思わないが、経費がかかりすぎている。ハコモノ関係者が私腹を肥やすための施設と考えてもいいと思う。

下記は読売新聞の記事。

年収1億なのに維持費21億…京都の「私のしごと館」

記事の引用は一番下に書くが、簡単に言うと、この施設は

1)毎年1億円稼ぐ。しかし、経費は21億円かかっている。つまり20億の赤字が生じている。
2)ここの職員の平均年収は900万円以上。
3)これらのお金は、民間企業が支払う雇用保険料、つまり私たちが払うお金で穴埋めされる。
4)建物の金額は580億円


やはり恐ろしいのは、職員一人当たりの平均年収が、900万円を超えるところと、毎日550万円近くの赤字を出しており、それがわれわれの払う雇用保険料から補填されているところだろう。

ちなみに、これを運営している独立行政法人「雇用・能力開発機構」は、以前にも自分たちの運営している施設を数千円(数千万円ではなく、数千円)で投売りした事のある法人団体である。

で、うわさはかねがね聞いていたので、本日行ってきました!

まず、外観

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走っている車の大きさから、この施設がどれだけ巨大なものかを理解してほしい。

で、近づくと
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ガラス張りの巨大な建物である。

中に入ると、ゴールデンウィークなのに、結構ガラガラだ。ちなみに大人の入場料は700円。本当は14000円にしないとモトが取れないというのに・・・・。

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なんかガランとしている・・。

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ううむ。人が少ない・・・・。


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しかし、従業員の数は並外れて多い・・・・。

結論:私のしごと館は、まず自分たちの仕事を見直しなさい。


下記は読売新聞から抜粋。
2005年04月15日(金)


年収1億なのに維持費21億…京都の「私のしごと館」


 独立行政法人「雇用・能力開発機構」が、おもに中学、高校生の職業意識向上のために建設した「私のしごと館」の昨年度収入が1億1000万円にとどまる一方、同館に常駐している機構職員27人の年間給与だけで2億4000万円かかっていたことが14日、分かった。
 全体の維持管理費は収入の20倍の約21億円に達し、差額は民間企業が支払う雇用保険料で穴埋めされる。識者からは「赤字の垂れ流し」との批判も出ている。

 「私のしごと館」は、様々な仕事の内容を子どもたちに知ってもらうための施設として、1993年に建設が決まった。土地代を含め、要した費用は約580億円。「場所柄、全国から来る修学旅行生の利用が期待できる」(厚生労働省)などの理由から、京都府に建てられた。

 同機構は99年以降、所有していた勤労者福祉施設を1000円台などの破格値で次々と投げ売りし始めたため、「しごと館」については、その建設自体に批判が強かったが、これに加えて注目されていたのが、全面開館(2003年10月)後の収支決算だった。

 同館によると、昨年度の来館者の約7割は修学旅行や校外学習などによる学校単位の団体客だったが、訪れた学校数は、中学校が537校(全体の4・8%)、高校が389校(同7・2%)。都道府県別に見ると、10道県の中学、11県の高校は1校も、同館を訪れなかった。

 この結果、04年度の入館料などの収入は1億1089万円にとどまり、目標の1億6574万円の3分の2にとどまった。

 これに対し、支出面では、同機構から派遣されている職員27人の給与が計2億4726万円。1人当たりの平均年収は915万円に上る。民間企業からの出向職員や臨時職員分も含めると人件費は6億円を超え、情報システムの管理費3億8000万円などを加えた全体の年間維持費は約21億円に達していた。

 職業啓発については、文部科学省も近年、力を入れ始め、近所の職場を訪ねる「職場体験」などを推進している。県内で「しごと館」を訪れた中学は1校、高校は皆無だった埼玉県では、県教委の関係者が「地元でじかに現場が見られるのに、京都の郊外までわざわざ行って、模擬体験施設を見るという選択はなかなか取りづらい」と話す。

 こうした状況について、厚労省育成支援課は「職業に関する様々な情報が1か所で得られるのは全国でここだけ」と強調する。だが、ロボットアームを動かしたり、スタジオで原稿を読んだりして、「宇宙飛行士」や「キャスター」を疑似体験することの効果については、賛否が分かれている。

 作家の猪瀬直樹さんは「建設費などで膨大な保険料をつぎ込んだ上、毎年、赤字を垂れ流すのは納得できない」と指摘、「国は雇用事業から撤退し、その分を失業保険などに回すべきだ」と提言している。

 ◆私のしごと館=奈良県境に近い8万3000平方メートルの敷地に建てられた3階建て(延べ約3万5000平方メートル)施設。約40種の職業が疑似体験できるコーナーなどがあり、入館料は中高生300円、一般700円。雇用・能力開発機構は昨年度の延べ利用者数を49万4232人としているが、このうち有料入場者数は約19万5980人にとどまる。
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by dubian2.4 | 2005-05-04 00:02 | 上海生活や仕事
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