見くびるということ

中国のマンションで用いている鍵を、日本の実家の近くにある鍵屋さんに持っていってスペアを作ろうとした。

ホームセンターなど4件の鍵屋さんを回ったが、どの鍵屋さんも、一目鍵を見るだけで「どこで買った鍵ですか?日本の鍵とは少し違いますね。このスペアは無理です。」という。私がこの鍵が外国のものであると言わなくても、分かる人には一目で分かるのである。

私は鍵の素人だから、どんな鍵でも大体同じに見える。だから、「日本の鍵じゃなくても何とかなるでしょう」と言いたくなる。

これが素人の欠点なのだ。ある事柄について詳しく知らないと、その事柄について、簡単に考えてしまうのである(その逆に難しく考えてしまう、ということもあるだろう)。

上記のように物事を「見くびる」原因の根本は、その物事に対する知識の不足であると思う。

例えば、「焼肉屋は客に調理をさせているので人件費が安くて済むだろう。あんなに楽な商売は無い」とか、「インターネットは匿名性が高いので、好きなことを掲示板に書き込める」とか「鍵なんて全部似たようなものだから何とかなるだろう」などが、物事を見くびっている人間の発言である。

物事を見くびると、恥をかくばかりではなく、ビジネスでは失敗の原因になることが多い。

ビジネスの案件に関しての将来の収益性を計算する際に、必要以上に慎重になることも避けたいのだが、自分の知識の無い部分については必ず謙虚になり、「見くびる」ことが無いように常に注意する必要があると感じている。
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by dubian2.4 | 2005-05-08 00:42 | 上海生活や仕事
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