社員

本日は無錫に来た。

2度目の電車での出張である。町はとてもきれいなところだし、電車での出張は飛行機とは違って景色が楽しいのでなかなか趣がある。

ところで、自分が会社の役員だとして、社員を働かせるにはどうすればよいかを考えた。

それは、やはり、社員を役員と同じような思考にしてしまうことだろう。すなわち、会社の経営に対して非常な関心を持ち、仕事を自分のこととして考えられるようにすることだ。

経営を自分の事としてとららえられたら、土日も、出社して、働いてくれるだろう。

たしかに会社がつぶれてしまうと、社員も食い扶持がなくなるので経営をある程度自分のこととして捉える必要はある。ただ、そういう「自分のこと」としてではなく、この会社をもっとよくしたい、もっと利益を上げたい、という意味での「自分のこと」として捉えてくれるかどうかである。

ところで例えば理系の方が会社の資金力を利用して好きな研究をしたい、といったような特殊な例を除いて、

会社員というのは、時間を売っている人たちだと思う。要するに時給制。

自己実現とかいろいろいうけれど、その過程で会社を利用するなら、時間を売るためだけの会社ではない。ただ、そうやって「会社は自己実現の場だ」とかいう人は、具体的に何を将来的にしたいのか、そのために今の会社はどのように役に立っているのかをはっきりさせる必要がある。

私は会社員は休日には休むべきだし、夏季休暇はとるべきだと思う。そうしないと、固定給でお金をもらっている分、時給換算するとどんどん自分の時間の単価が安くなる。

そんな、時間を売っている人たちに、会社の経営を「自分のこと」として捉えさせることが出来てしまっているのが日本の企業だと思う。

なんだか、キャリアパスとか、自己実現とか、そういうこと以前に本気で会社のことを自分のこととして捉えてがんばりすぎている人が多い。

そういう人には本来、経営者としてのリターンが用意されていないといけないと思う。思考が経営者の思考なのだから。しかし、実質的には限りなく安い時給をもらっているに過ぎない(時間をかけて毎晩遅くまで働くので)。

彼らを掻き立てるのはなんなのだろうか。

その力を自分のビジネスに向けるべきではないだろうか。

とおもってしまう。
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by dubian2.4 | 2005-07-19 00:30 | 上海生活や仕事
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