ちょっとした関係ができて、先日外資系大手製薬会社の人事を食事をする機会があった。
MBAツアーである有名大学の卒業生が、その大学の説明のために応援に来ていたので名刺の交換をしたのだが、まさか電話がかかってくるとは思わなかった。その電話の人が今回食事をした人だ。 簡単に言うとヘッドハンティングのようなものだと思うが、私は基本的に現在のプロジェクトをこなすこと、その後すぐにMBAに行くことを決めているので、転職は考えていない。ただたんにお互いをよく知り合うための食事会となった。 その外資系製薬会社の話は、日本の企業にどっぷり使っていた私の心を十分に揺さぶってくれた。 彼女らのオフィスには、シンガポール人のマネジャー、タイ人、アメリカ人、ベルギー人、中国人のスタッフがいるらしい。世界でもっとも適切な人材を最適な場所へ派遣するという真に国際的な企業だ。感動すら覚えた。 自分の会社はーどこの日系企業もこんなものだとは思うがー海外から来る人は日本人ばかり、社内でも日本語ばかりで国際的と呼ぶには100万光年遠い。 その外資系の人事が言うには、もともと中国の商売はシンガポールや台湾の華僑が行うのが一番いいとのことだ。また、華僑ということで、中国人の人材育成についても非常に理解しているので、マネジャーが帰国する頃には現地の人間が十分に育っているという。 社内では英語が飛び交い、みんなフランクに話している。上司も部下も必要以上の緊張感を漂わせない職場にしているらしい。 食事会ひとつで、誰がどの席に座るのか下っ端同士でで話し合って頭を悩ます日本企業とはぜんぜん違う。 そして、何よりも給料が圧倒的に高い。 今自分の働いている会社の窓の外を見ると、こんなにも違う世界があるのだと、素直に驚いている。 そして、自分の会社もこのような真に国際的な企業になれるようにがんばらなくては、と思う。まあ、今はMBA目指してがんばるけれど・・・・・。
by dubian2.4
| 2004-10-13 01:27
| 上海生活や仕事
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