ベンチャーコンペテティション

アイビーリーグのMBAが集まるベンチャーコンペティションにオブザーバーとして参加した。ファイナルコンペティションにはベンチャーキャピタリストが審査員として参加して実際に資金が下りる。各自持ち時間は10分。その後に質疑応答がある。
ファイナルには下記が残った。

コロンビア:分解可能な使い捨て食器。完全に植物の葉を使用しているため、分解可能であり。電子レンジやオーブンにも使える。すでにサンプルが用意できている。原料提供先とも契約準備が整っている。事業開始のための追加資金が必要。

コーネル:マイクロプロジェクター。手のひらサイズのプロジェクターが横180cmのハイデフ画像を映し出す。将来的にはIpodや携帯電話につなげて使用することも可能。コアテクノロジは特許出願中だが、まだ画像を映し出すレベルには至っていない。すでに大企業数社が似たような製品を開発している中で、自社商品の何が優れているのかを説明。開発に追加投資が必要。

タック:車の空気抵抗を避けるためのアタッチメント。トラックの後方につけることによって空気抵抗を少なくすることが可能になり、結果としてガソリンの節約につながる。目標販売価格は1800ドル。特許出願中。販売開始のための追加投資が必要。

ハーバード:ビデオファイルの内容を察知して関連した宣伝をつけるシステム。ビデオファイルの内容を自動的に察知して、グーグルのように関連した宣伝をそのビデオが表示されているページにつけることができる。ただし、初期は人間の手で調整が必要となり、調整に関してはアウトソーシングを行う。商品はまだ開発中。全員テクノロジー関係出身。

ウォートン:殺菌能力の高い医療器具用コーティング材。コーティングを行うことによって、医療器具の殺菌能力を高める。特許取得済み。<-これが一番優れている感じだった。


参加者が会場で携帯電話を使って投票できるシステムを採用している。

必ず起業メンバーにはMBAのほかに専門家がいる。たとえば、分解可能な使い捨て食器にはバイオテクノロジーのPhdが、マイクロプロジェクターにはマテリアルサイエンスのMSがといったようにである。
優れたビジネスプランは、アイディアがたとえ凡庸でも、フィージビリティスタディ、マーケティング、ファイナンスのプランがしっかりしている。特にマーケティングのためのデータ収集には余念がない。リターンを生むことを証明する過程が非常に理論的だ。

キャピタリストはリターンのために投資するので、特にファイナンスの部分はかなりの説得力が必要である。質疑応答ではほとんどが収益の話になる。

VCとしては、まだ始まらぬビジネスに資金を投資するわけだから、並々ならぬ慎重さが必要で、そのためVCへの説得は非常に骨が折れる。私が思うにある程度規模が小さい場合は、VCから資金を得るよりも、自己資金ではじめ、軌道に乗ることを確認してから追加投資を仰いだほうが話は早い。私も起業関連の授業をとっていて現在チームでプランを作成中だが、大変参考になった。起業にまぐれはない。プランは入念に(これについては次回のブログでさらに説明する)。
Before everything else, getting ready is the secret of success. -Henry Ford.
何よりもまず、準備を整えることが成功の秘訣だ -ヘンリーフォード
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by dubian2.4 | 2007-05-22 04:50 | MBA勉強中
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