地球のみんな、オラにチカラを! といったのは、かの有名な孫悟空(ドラゴンボールのほうです)。
いつ言ったのかはあまりよく覚えていないのだが、地球のみんなが少しずつ孫悟空に力を与えると、ひとりひとりの与える力は小さくてもその累積したものは大きな力になる、みたいなシーンだった。ちなみに力を与えている人たちは、自分たちが力を与えていると感じることもできないぐらいの少量を与えている。 これに近い理屈、子供のころ誰もが考えたことがあるのではないかと思う。 「日本のみんなが、一人一円、たった一円ずつ、僕にくれたら、僕は大金持ちなのに!」 と。 コンピュータが発達してきて、みんなが少しずつ力を分けて大きなプロジェクトを行っていくという例をいくつか見ているが、ちょっと前にこんな例があった。 オブリビオンというゲームがあり、アメリカを中心に大ヒットしているのだが、このゲームのどこが面白いかというとゲームゲームの世界が複雑なところである。町の人は自分の生活リズムを持っていて、一人一人が朝起きて仕事してバーに行って家に帰って、たまには奥さんと喧嘩したり、うれしかったり悲しかったりしている。だからパソコンの中の話ではあるけれども、町の人と話すと、一人一人がいつも異なることを話してくれる。この壮大で複雑な世界がゲームの売りであった。 しかしこれがあだになった。ゲームの中の膨大なテキスト量を他国語(例えば日本語)に直すには翻訳代が非常にかかり、メーカーが販売に見合う収益が無いと判断して英語版のみしか発売しなかったのである(今では家庭用ゲーム機で日本語版が発売されている)。 しかし、日本人のこのゲームのファンたちがwikiを立ち上げ、一人一人が少しずつ翻訳することによって、なんとそのゲームのほとんどの内容が日本語化されてしまったのである。ゲームメーカーも現在のところこの翻訳に対しては肝要な態度を示している。 同じようなケースではBIOSHOCKなどがあげられる。 これは非常に大きな成果だと思う。ひとりひとりの小さな力が途方も無く莫大な作業を終わらせてしまっているのである。しかもみな無料で行っている。 コンピューターによって、本当に世界は変わってきているなあ、と感じる今日この頃。 地球のみんな、オラにチカラを。
by dubian2.4
| 2008-01-15 08:50
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