今回のリーマン破綻などで、少し考えたことがある。
それは、「よく分からないのに、分かったつもりになっていることは危ない」ということだ。 なぜそう思ったかというと、私はいろいろな方とお話しすると 「所詮金融は虚業だから、このようなことになる」 「金儲け主義に走り、実体を伴わない取引ばかりしているから当然だ」 「実体経済とは関係ないところで、ギャンブルに走りすぎた」 というコメントをいただくことがよくあった。そのほとんどは金融業を経験したことが無い方であった。 しかし、「虚業」とか「実体を伴わない」とかいうのは具体的に何を指すのか、それに関しては言及が無い(私もあまり突っ込まなかった)。 ノンリコースとかMBSが実体経済に与えたインパクトは大きなものだし、虚業といわれるような批判に私は正直あまり納得できない。金融商品や資金調達の仕組みが複雑で、私も十分に今回の問題を理解できていないというのはある。。。 はっきりとよく分からないものを批判する際に、なぜそこまで断言できるのか、ということを考えると、「やはり分かったつもりになっている」「テレビなどのコメントが影響を与えている(あの偉い人がそういったのだから、そうなのだろう)」というのがあるのかと思う。 分かったつもり、というのは結構危ない。自分も注意したいと思った。
by dubian2.4
| 2008-09-27 13:13
| 日本
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