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エンジェルによる授業

本日の授業には、もとアメックス出身で300以上の投資案件をこなしたことがあり、現在女性向けエンジェルを運営されている方がゲストスピーカーであった。

この方の行っているエンジェルはGolden Seedsという団体で、女性だけに特化した投資を行っている。かなりインターネットビジネスにに詳しかった。

今回の授業で主に心に残ったことは、とにかく書面でのプランをしっかり準備しろということである。書面で論理的につじつまが合うようにプランできないビジネスは実際に開始してからも難しいのではないかとおっしゃっていた。

凡庸なビジネスでもストラテジーがよければうまくいくのであり、マーケットセグメントと自分たちの行うビジネスのどこが特別かを明確にできるのかが重要である。

また、よいエグジットストラテジーは経営者および投資家のために大切で、これもビジネスプランには必ず入れるようにとのこと。

ビジネスをはじめるというのは、本当に資本家との取っ組み合いの喧嘩である。これに勝てなくては立ち上げてからも、ビジネスの繁栄は難しいということでよいスクリーニングになる。
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by dubian2.4 | 2007-05-31 05:17 | MBA勉強中

三洋が業績回復の兆し

5月29日のWall Street Jrounal によると、三洋の業績は底を打ち、今期末には回復するとのこと。今期の主な目標は連結で業績を回復させることであると社長であるSeiichiro Sano
は述べている。

売り上げが7.6%落ちているのだが、赤字は大幅に回復(マイナス2千億から、マイナス450億に)とのことである。特に半導体の回復がよくて、280億の赤字から180億の黒字になった。

5月29日のTimes には「スキャンダルにまみれた三洋電機」(The scandal-plagued electronics maker Sanyo)という表現が使われていた。

三洋電機で面白いのが、やはりニュースのリリース内容だろう。金融会社にコントロールされてしまっている感じがいつもながらよく出ている。

何で今頃こんなニュースが流れるかというと、もうこれは半導体事業を売りたくてしょうがないからだ。半導体事業は先日ゴールドマンが、各プライベートエクイティに売却の通達を出した。よい内容のリリースが必要だったのだろう。このニュースのリリースもバックのゴールドマンの強い意向があったと考えられる。

こういう斜に構えた感じででニュースを見てみても結構面白い。
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by dubian2.4 | 2007-05-30 10:21 | MBA勉強中

すごいぞ(2)

(昨日の続き)

調べてみてわかったことなのだが、まず、2.のあの黒いリスはただの汚いリスだったのか、という問題だが、これは黒リスという種類であることがわかった。

そして、最も驚いたのは、1.のリスは埋めたドングリの場所を本当に覚えているのか、という問題である。下記のことがわかった。

「リスの脳は小さく、埋めた場所はすぐに忘れてしまう。」

これでいいのか自然界、こんなに間抜けで淘汰はされないのか。と思ったのだが、それには理由があった。

埋めたドングリを忘れることによって結果的に植林と同じことをしていて、通常ではありえない場所までドングリが埋められて、木が自分たちのテリトリーを拡大することができる。その結果、リスも自分たちの食物を確保できテリトリーを拡大することができるのだ。さらにほかのリスがお互いの埋めたものを食べるので助け合いの効果もあるらしい。

木が生えてドングリができるまでまで数十年かかるだろう。

まさに100年の計。

リス恐るべし。
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by dubian2.4 | 2007-05-30 02:56 | MBA勉強中

すごいぞリス!

この週末に、のほほんとするためにセントラルパークに行ったのだが、暖かくなったこともあってリスがはびこっていた。

このリスというが、常になんか食べているか、食い物を運んでいる。

写真を見ていただきたい。

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運んで

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運んで

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埋める。

とにかく、埋めまくっている。埋めた後はどっかに行っている。

この埋める時の姿勢が妙におっさんくさい。図で表すと以下のようになる。
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さらにしばらく見ていると妙に黒いブラックリスも登場。

かわいいリスたちであったが家に帰った後も、二つの大きな疑問が頭から離れない。

1)彼ら(彼女ら)は埋めまくっているが、埋めた場所を覚えているのか。

2)あの黒いリスはただの汚らしいリスだったのか?

ネットで調べると驚愕の事実がわかった(つづく)。
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by dubian2.4 | 2007-05-29 12:58 | MBA勉強中

三洋電機とゴールドマン

混乱の真っ只中にある三洋電機だが、5月28日のNIKKEI NETによると3期連続の赤字になるようだ。営業利益は黒字。

デジカメや携帯が落ち込む一方で、電池や半導体が持ち直しているようだ。

三様といえばバックにゴールドマンサックスがついている。前回の3000億の増資の際には大和証券SMBCPIと並んでゴールドマンサックスがかなりの金額を出資した。

この増資の際にゴールドマンサックスが買い取った株は(A種とB種ともに)一株700円。これは10分割され普通株に転換できる権利があるのでので、すなわち一株70円ということになる。

現在株の値段は190円前後なので、株を買ったその日から、ゴールドマンその他の金融機関は大儲け、ということになる。絶対に勝てる試合とはこのことである。

その後出資者はそれぞれ取締役を三洋電機に送って経営の建て直しを行っている。営業利益が黒字になったのもその成果といえるだろう。

私が少し気になることが2点ある。どちらも金融会社のコントロール化におかれてしまった企業に対する憂慮である。

1.4月14日のFinancial Timesには三洋電機が半導体部門を売却する方針であることが記載されている。ゴールドマンが主要プライベートエクイティに売却方針の通達を出したようだ。ゴールドマンなど金融会社は最終的には株の転売によってキャピタルゲインがほしいわけで、悪い言い方をすると早く、高く、利益がほしい。また、株の売却後はその企業がどうなろうとすでにどうでもいい(少なくとも金融会社の収益的には何の影響もないのでどうでもいい)。そのため、今後切り売りがさらに加速していくのではないかということ。三洋電機の社員はそれに納得できるのだろうか。

2.上記の記事で、ゴールドマンが三洋のフィナンシャルアドバイザーであると書いてあるが、主要株主が、しかも短期の売買を目的とする株主がフィナンシャルアドバイザーを行っていいものなのだろうか。これは株価最大化が起業価値の最大化につながるかという根本的な問題を抱えている。

金融会社と企業との二人三脚ではこの二つの組織の目指すところが本当に一致するのか、その確認が何よりも大事になると実感させられる。
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by dubian2.4 | 2007-05-29 01:20 | MBA勉強中

ワーナーとEMIと買収とPE

米ワーナーが再びEMI買収を検討しているとのニュースが27日付の英紙サンデー・テレグラフに掲載されたようだ(この記事は読んでおらず、NIKKEI NETで知った)。

Reuters5月21日付けの記事を読むと、EMIはすでに今週月曜日(5月21日)に大手プライベートエクイティ(PE)のTerra Firmaに身売りを決めていて、このときの価格が1株あたり、265ペンスであった。ちなみにEMIがほしくてしょうがないワーナーは260ペンスのオファーを出していたがビッドに負けた。もちろんワーナーだけでは資金力がないのでバックには大手PEのサーベラスがついている。

ちょっと前になるのだが、Terra Firmaの提示金額はワーナーを超えないだろうといわれていた。ワーナーがEMIを買収してしまうと独禁法違反の恐れがあるのでそもそもEMIはワーナーの買収に乗り気でなかったためだ。しかしワーナーとしてはどうしてもEMIは買収したいところ。
5月24日付けのThe Timesには、ワーナーはEMI買収によって人員削減などから2億1千500万ドルのコストカットが見込めると考えていた、と掲載されていた。

さらに話をややこしくしているのが、新たなる買収競争相手。5月26日付けのThe Timesには元EMI経営者であるJim Fifield氏が他のPEと組んで278ペンスでEMI買収を考案していると掲載されている。

ここで一番得をしているのはやはりTerra Firmaだろう。
265ペンスで買ったばかりなのに、すでに値段はどんどん跳ね上がっている。

このような記事を読むと、やはりPEの存在の大きさが思い知らされる。はっきり言って、一般企業は買収をかけようにも資金が不足しているため難しい。たとえば日本での大きな買収案件だったビクターも、もともと確かケンウッドが候補として挙げられていたが資金力が全然たりず、すぐにあきらめた。

普通の企業はそんなに現金もっていないのである(株式も)。そのためPEやIバンクのバックアップが必要になってくる。PEと起業の二人三脚での買収争いは今後も注目されるところだ。
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by dubian2.4 | 2007-05-28 06:49 | MBA勉強中

エンジェル

ベンチャーキャピタルのように、会社としてベンチャーに投資を行っている組織とは対象に、個人的に資本にお金を投入してくれる人たちを一般にエンジェルという。私の持っている教科書のデータによると、エンジェルはベンチャーの出資においては8割を占めていて、ベンチャーキャピタルよりもビジネス立ち上げにはよく使われている資金供給源である。

今回起業(起業というほどのものではないが、プロジェクト)に伴って、数人のインタビューを行ったが、その際に会社経営者が個人的な出資に関してかなり前向きな返事をくれた。まだフィナンシャルステートメントも作成が終わっていない段階なので最終的にどうなるかはわからないのだが、直感的にいけるんじゃないかと思われたようだ。

私のチームの持つ起業プランというのは、あまり複雑なものではなくて、現在すでにアメリカでは流行っているが日本にはまだ来ていないサービスがあり、それを日本にもって行こうというものだ。はっきりいってなにかすごく目新しいものではない。ただ前例があるため成功の可否が見えやすいというのがエンジェルに対してリスクをとりやすくしているのではないかと思う。

上記のように聞くと、コピーなので猿真似か、と思われるかもしれないが、我々がやろうとしているサービスが日本にないというのはやはり文化的な側面(日本人が受け入れにくい)などもあると思う。そのためたとえばマクドナルドやスタバが日本に入ってきた時のようにちょっとしたパラダイムシフトが起こらないと成功しないのである。

今回勉強になったのはやはり多くの人に会って意見を聞いたり、投資をあおいで見たりするということは非常に大切だということだ。
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by dubian2.4 | 2007-05-27 02:23 | MBA勉強中

広告とインターネットとテレビ

最近起業関係の授業をとっていて自分でもプランを書いていることもあって、Yahooの収益モデルについてちょっと調べてみた。

私自身驚いたのは、広告の収益が非常に高くしかも効率的だということだ。

2006年第4四半期のデータを見ていたのだが、私の計算では、第4四半期でページビューが1080億回、広告収入は249億円であった。

これを単純に割ってみると、249÷1080=0.23となり、1ビューあたり0.23円を広告で稼いでいることになる。1円稼ぐのに4.3回のページビューがあればいいのだ。この効率のよさには驚きである。

広告収入に関して、フジテレビと比較してみたのだが、面白いことが伺えた。

たとえば、フジテレビの広告収入として「出稿の減少した主な業種」が金融なのだが、yahooではこの金融が「広告売り上げの増加額が大きかった業種」にカウントされている。消費者金融などが問題を起こしてテレビで放映しにくかったとき、代替としてインターネット広告に切り替えたという可能性も考えられる。また、ネットバンキングなどの増加から、インターネットと金融は相性がいいのかもしれない。理由はともあれ、このように逆相関が出てくるということは、広告スポンサーが移動していることを明らかに示している。

営業利益率は、yahooの広告事業が59%なのに対して、フジテレビは10%に満たない。ネット広告は掲載側にとって非常に効率がよいのである。

ただ、この傾向がいつまでも続くかというとなかなか難しい可能性がある。

まず、ネットのコンテンツが徐々に複雑化しているため、提供するコンテンツの費用がかさんでくる可能性がある。それと、ネットのモバイル化が進むと、画面が小さくなるので掲載できる広告の量にも制限が出てくる可能性がある。

いまさらながらネット広告の収益力には驚かされる。
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by dubian2.4 | 2007-05-26 16:30 | MBA勉強中

中国と投資

5月24日のThe Wall Street Journalで面白い記事があった。

中国の個人投資家が、たとえばJilin Yatai (Group) Coの株を買う際に、600881の証券ナンバーが運勢がよい、というのを買う理由にしているという内容だ。

この記事は、投資に関して詳しくない個人投資家が、大量に市場になだれ込み、非合理な価格のつけ方をしているんじゃないか、という内容だった。

中国では60%-80%の市場取引が個人投資家によってなされていて、これは「市場が成熟していないことを反映している」らしい。すでに個人投資家のアカウントは1億を超え、10万アカウントが日々更新されている。

このように投資に詳しくない個人投資家がギャンブルと同じノリで株の売買を行い、市場に影響を与えすぎると、確かに非合理な価格がつけられてしまうのかもしれない。

翻って5月23日のロイターには、グリーンスパンが昨今の中国株ブームは「明らかに持続不可能」と指摘。「ある時点で劇的な収縮(dramatic contraction)があるだろう」と述べた、と紹介されていた。

そろそろ、オリンピックが終わるころに中国にひとつの大きなバブル崩壊の波が来るのかもしれない。そのときは、一部の人間にとっては大きなチャンスとなるだろう。

中国の投資は熱すぎる、と個人的にも思う。
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by dubian2.4 | 2007-05-25 14:57 | MBA勉強中

がんばれ日本の銀行

昨日の記事だが、5月23日のwall street journalによると、日本の三大銀行(Mitsubishi UFJ Financial Group Inc., Mizuho Financial Group Inc. and Sumitomo Mitsui Financial Group Inc)が当初見積もられていた内容の業績回復ができておらず、投資家をいらいらさせているとのこと。

銀行同士の競争もさることながら、消費者金融業の規制や、90年代の不良債権の問題がまだ解決できておらず、業績に影響したようだ。みずほの利益は-4%、SMFGの利益はー36%となっている。

国際的に見ても日本の銀行の規模は小さく、もうちょっとがんばれというような内容だった。

日本の銀行はプロフェッショナルファームからは程遠い、というような話を聞いたことがある。私のイメージでも、国際的な競争から守られてきた経緯や、国内でも横並びの体制だった歴史が現在の競争力低下につながっているのではないかと思う。

優秀な人間がいても外資に引き抜かれたり、自分からやめていったりしてしまうということも問題のようだ。

日本の銀行のプレゼンスが、今後ますます問われることになるだろう。がんばれ、日本の銀行。
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by dubian2.4 | 2007-05-25 02:49 | MBA勉強中