負のスパイラルというのは、「自分ひとりが中国語ができても、会議の進み具合は変わらない」ということから、ある人間が中国語を学ぶことを放棄してしまうと、それによって他の人間の中国語がしゃべれるメリットがさらに減少するため、他の人間の中国語を学習するモチベーションが下がってしまい、それがまたほかの人間に伝染するというサイクルである。
また、中国語のできる人間の多くは会議で通訳なんかをさせられ、ハタからみると損な役回りである。そうやって語学習得のモチベーションダウンが起こり、よけいに会議の進行が遅くなる。 私の知る経営者の一人に、何年か前にマレーシアから中国に来て(日本人である)今では中国語がぺらぺらの人間がいる。会議中でもわからない単語があるとすぐに調べる。彼は経営者陣でありながら、実務の大切さを知っており、語学ができることの重要性を自ら部下の日本人に示している気がする。非常に尊敬できる人間だ。 語学学習のモチベーション低下問題を解決するためには、言語手当てが必要だと思う。一定レベルの中国語がしゃべれる人間に、手当てを与える制度によって、語学学習のモチベーションを向上させるということである。 はっきりといいたいことは、経営者であれ、実務担当者であれ、中国に住んで3年、4年とたつのに言葉をしゃべれないということは、恥ずかしいということだ。できなくてもよいのだが、せめて「恥ずかしい」という認識は必要だと思う。 少し辛口になってしまったが、上記のように実際に0からスタートしてものすごくしゃべれる経営者がいるわけだから、しゃべれないことに言い訳はできないだろう。 そういう私もリーディングの能力向上のため語学学校に通うことにする・・・。
by dubian2.4
| 2004-09-04 21:31
| 上海生活や仕事
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