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他人へのサービスに金を払う1

 とうとう、本日会議が24時を越えてしまった。
 
 現在企画段階なのだが、この段階でこのペースはまずい。システムの開発やら、組織への新制度落とし込みなどが始まれば、忙しさは現在の比ではなくなるはずだ。

 遅いのはかまわないのだが、本が読めないことに対してストレスがたまる。そういうわけで夜更かしして本を読むと、今度は朝起きれなくなり、余計にストレスがたまるという悪循環だ。

 さて、以前日本人の給与は上海の同じ会社のスタッフに比べてかなり高いという話を書いたが、今回は少しそれに関係する話である。

 他人へのサービスに対してお金を払ってください。といわれたら、少し眉をしかめてしまうかもしれない。例えば、「こんにちは○○ガスですが、お隣さんが先月使ったガス代を払ってくださいーー。」なんて言われたら、「そんなの私の払う費用じゃないでしょう!」といいたくなるだろう。

 しかし、現実の生活ではこれは結構当たり前に起こっていることである。例えば、コンビニで売っている商品は値段がスーパーより高いが、この理由のひとつとしてコンビニが24時間体制で店を開いていることがある。深夜にかかるコストは、電気代、防犯設備代、アルバイト代など、全てが昼より高い。

 あなたが昼間のコンビニで買った物の代金の一部には夜買い物をする人が支払うべきお金が含まれている。お店にとって深夜にかかるコストのほうが高いのだから、本来は夜買う商品は昼買う商品より、値段が高くしなってしかるべきであるからだ。

 それが昼も夜も同じということは、コンビニとしては昼に儲かった代金の一部を夜の運営費に回しているといえる。

 もっとわかりやすい例だと、電車の料金は本来立つ人に対してよりも、座る人に対してのほうが高いべきである。椅子の有無の違いがあるのだから当たり前である。しかしみんな同じ料金を払っているということは、立っている人の払っている代金の一部は座っている人のために払われていることになる。

 このように他人へのサービスに自分がお金を払っていることはよくある。問題は、そこに納得と同意があるかだ。

 例えば保険は、まさしく納得と同意のもと、他人へのサービス費を自分が払っている典型だ。自分の毎月払ったお金の一部が、事故にあった人に使われている。しかし、そこには同意があるので、誰も文句は言わない。コンビニだって、電車だって、同意があるから誰も文句を言わないのだ。

  しかし、会社の中では同意もなく、自分が他人の費用を負担してしまうことがある。特に上海でこれは大きな問題であると私は思っている。それはなにかというと、説明が長くなるので、明日へ続く。
by dubian2.4 | 2004-09-23 01:58 | 上海生活や仕事
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