妻と別居、といっても喧嘩をしたわけではない。
以前から業者に製作を頼んでいたシステムが、出来上がってきたので、そのための手直しの指示書を現在書いている。 プログラムの理屈など、「この辺は動作が理論的におかしいから、おかしいことを指摘すれば修正の仕方に関しては、業者さんも自分で考えてくれるだろう」と甘いことを考えていると、かなり痛い目にあうのはこれまでの経験で学んだ。 基本的にすべてこと細かに業者に手直しの指示を出していかないといけない。 こうなると、今晩は朝まで手直しの指示書を書いて間に合うかどうか、といういきおいだ。そのため、今晩は妻と同じ部屋に寝ることをせず、別居して彼女には先に別の部屋で寝てもらった(妻のベッド付き勉強部屋で)。 今回for_funekunさんから、なぜ大方開発がうまくいったのかご質問を受けた。 まだ完成したわけではないが、途中までとはいえ成功している感じがするので、この方法に関してはみなで分かち合ったほうがよい、と思うので下記に示す。 成功要因 1)業者の担当者と個人的に3回飯を食べた(うち2回は私のおごり)。担当者と仲良くなるのだ。 2)かなり細かい指示書を出した。とにかく、業者のレベルがわからないうちはめちゃくちゃ細かく指示するしかない。 3)中間報告の期日になったら、間に合っていなくてもよいので無理やり進捗を報告してもらう。しかし、基本的にリスケは行わない。 今回のシステムは個人的なものだが、業者に渡した指示書は100枚を超える。WBSまで自分で書いている(業者さんは大雑把なガントしか書いてくれない)。 業者にわたす資料はすべてパワーポイントで殴り書きだ。会社で社内資料用にきれいなパワーポイントを作っているのが本当にばかばかしい。こんなものは意思が伝わってよい結果が出せればいいのだ。 自分の会社を作ったら、絶対に社内のパワーポイントできれいに作る習慣は社員につけてもらいたくない。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-28 02:42
| 上海生活や仕事
本日、週末ということで会社には行かなかった。
そして散歩好きの妻と公園を散歩しようということで、お昼ご飯は公園で温かいコーヒーと、サンドイッチを夫婦で仲良く食べるという図式を頭に描きながら出かけた。 公園はメチャクチャ寒かった。 あまりの寒さに、スタバのあるビルの室内でサンドイッチを食べようと妻が言い出す始末。 しかし、はじめに言ったことは最後までやりとおさなくては!ということで無理やり外で食べた(私が無理やり外で食べようと言った)。 極寒の中食べるサンドイッチとコーヒーは美味しかった。頭の中は昨日できてきたシステムでいっぱいだったので、たまに妻の話を聞いておらず、お叱りを受ける。寒すぎて座ったまま食べることができず、ぴょんぴょん跳ねていたら、コーヒーがこぼれた・・。 その後二人で買い物に行き、自宅へ帰る。 よい週末であった。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-27 01:17
| 上海生活や仕事
以前より業者に発注し、やきもきしながら製作していたシステムだが、本日β版(試用品)が仕上がってきた。3月14日が一応の締め切りなので、それまでに間に合わすにはここでβ版を無理にでも完成させて、詳細確認に入る必要があったのだ。
以前にもブログに書いたのだが、中国での開発方法は、事前の明細決定を行わず開発に入り、いったん仕上げてから調整するという「走りながら考える」方法をとる。 私はそれに慣れていなかったので、業者に無理やり中間報告をさせたりしたが、本日のベータ版をみて驚いた。 詳細は私の意図するものと違うところは多いのだが、基本的な路線は間違っていない。ちゃんと私の書いた設計図に従って作られている。 ここからまだ直せる、という状態であれば、できばえは90点と言っていい。本当に驚いた。 この週末を使って、細かい修正の要望書を書き上げて、月曜から業者に修正に入ってもらえば、本当に3月14日に間に合うかもしれない。 いろいろあったが、今日はいったん喜びながら寝るとしよう。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-26 02:09
| 上海生活や仕事
本日北京に日帰りで行った。1ヶ月ぶりぐらいになるだろうか。
北京の気温はー5度であった。 北京は寒いときは-20度ぐらいになる。 そのため、北京では、セントラルヒーティングシステムがある。中央でお湯を沸かして、配管を通じてそれぞれのビルにそのお湯を流すのである。 そのため、配管が暖かくなるので、ビル全体も暖かくなるという、寒い北京ではまことに便利でうれしい暖房方法なのだ。 ちなみに、ロシアやモンゴルでもお湯で温める中央暖房システムがあって、これらの配管は町の中ではマンホールの中に張り巡らされている。そのため、家のない子供や浮浪者が冬になるとマンホールの中に住むという「マンホール生活者」が社会問題になっている。 この暖房の問題は温度が調節できないということである。 私が参加する会議室はいつも、そのため非常に暑くなって、サバンナのような状態になる。 今回北京にく際、「暑い会議室で会議はいやですよ」と電話で言うと、「大丈夫です、その問題はかいけつされました。」といわれた。 そして本日、なんと会議室には2つも扇風機が備え付けられていたのだ!! 寒い冬に扇風機をお店で探すのは大変だったらしい。 しかし、これで部屋が暑すぎる問題は解決された。めでたしめでたし。 何か間違っているような気もするが・・・・・。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-25 00:28
| 上海生活や仕事
本日は、元宵だ。家族団結の日である。
オフィスのみんなは早くに家に帰って家族と過ごす、というわけで残業するものも少なかった。 これは陰暦の1月15日にあたる。 家でゆでた団子を食うのだ。 そういうわけで、私もさっさと帰って妻とゴマ団子を食べました。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-24 01:58
| 上海生活や仕事
昨日のブログで、飛行場のタクシーに関する話を書いたところ、多くのコメントをいただいた。
4階で乗ってもいいのでは、というコメントもあったが、やはり乗り場じゃないところで乗るのは警備員が許可を出したときだけにしたほうがよさそうだ。建築関係の方からもコメントをいただき、とても勉強になる。 そして、なぜタクシーの量が十分にあるにもかかわらず並ぶのか、という質問も受けたので、今日はそのことと解決方法について考えたい。 下の図を見ていただきたい。 ![]() このように、飛行場では乗るところがひとつしかないため、タクシーが何百台あろうと、一台ずつ乗って行くしかない。そのため、人が多くなると、長蛇の列ができる。 一方でタクシーにとってみれば、人の列が長かろうか短かろうが、あまり関係なく常に並ばなくてはならない状態になっている(タクシーが無い、という状態にはならない)。 このような問題は実は生産ラインや業務なんかでも存在している。要するに前の人の仕事が終わらないと、次の人が仕事に入れないため、どんなに次の人の仕事のスピードが速くても前の人の仕事のスピードが遅ければ結果として全体のスピードは遅くなる(次の人は前の人の制約条件に支配されている、という)。 この場合、古典的な解決方法としては、下の図のように、一度にさばける車の数を増やす方法が一般的である。 ![]() 一番最初の図で、詰まっていた人と車の流れがこれである程度解決できる。 このように人が詰まっている状態は、ビール瓶の首のように入り口が小さくなっている状態に似ているので「ボトルネック」といわれる。こいつを広げてやればいいのだ。 これで、タクシーも、人も並ぶ時間が短くなる。 ただ、空港の場合、場所の問題もあるし、難しいのかもしれない。ただ、せっかく絵も描いてみたので機会があったら案のひとつとして、空港にメールしておこうと思う。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-23 01:48
| 上海生活や仕事
本日初日の出社で、いきなり11時まで会議であった。
なんだか昨日まで休みであったのがうそのようだ・・・・。 ところで、昨日のブログで飛行場で激混みのときは、タクシー乗り場ではなく、降り場で乗れば並ばずにすむ、と書いたが、このブログの読者の方から下記のご指摘があった。 ↓指摘↓ このような"裏技"が全員の全員が実行したら、どうなるでしょう。現在、上海市内でタクシーがなかなか拾えないエリアが沢山あって、結局皆が各自の「裏技」と「強引」で秩序を乱してます。 日本に長く居たから、頭が固くて、「不活」と言われればそれで済む話ですが、もし、自分の子供と一緒にいて、このような躾は決してしないでしょう。「身教重於言教」と私は思います。 辛口ですみませんが、ご了承願います。 ↑指摘↑ 空港の場合、1階がタクシー乗り場である。4階では人が降りるので、そこで人が降りたときタクシーに乗せてもらったのだが、よく考えると、飛行場にはタクシー乗り場があるわけで、やはり空いているタクシーがあるからといって4階から乗っていい、というわけではない。(正確には「タクシー降り場」という場所ではない)。 やはりタクシーは乗り場から乗るべきである。裏技気取りで、なにかいい方法を発見したかのような口ぶりで書いてしまって反省している。ご指摘ありがとうございます。今後は裏技はいたしません。 飛行場のタクシーの運転手は、長い列を作って顧客を待っている。飛行場にあるタクシーの数が多すぎるから、自分の番が回ってくるまで長いときで4時間ほど並ぶらしい。 一方お客さんも、非常に長い列を作って待っている。昨日のようにピークになると一時間ほど待たされることになる。 車の数も充分にあり、お客も充分にいるのにお互い待たされる、というのは機会費用の損失が大きい。なにか、いい方法があるはずである。いいきっかけなのでこういう場合の解決方法を考えることを今後の課題にしようと思う。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-22 01:45
| 上海生活や仕事
今日上海へ戻ってきた(タヒチから帰ってから日本で一休みしました)。
飛行場が激混みだ。 もはやイミグレーションの人ごみはディズニーランドを凌駕している。 そしてタクシー乗り場もソ連崩壊後にできていたパン屋の行列を彷彿とさせた。 上海の浦東飛行場のタクシー乗り場で「こんな列並んでられない!」という場合に取って置きの裏技がある。 タクシー乗り場ではなく、タクシー降り場に行くのだ。 そうすれば、人が降りたタクシーがたくさんあり、すぐにつかまる。並ぶ必要もまったくない。 本日もそうやって並ばずに帰ってきた・・・・・。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-21 02:15
| 上海生活や仕事
おおよそ、世間の物事というものは、法則がある。
物理学に始まり、数学など現象の森羅万象はすべてが理屈で説明できるものではないにしろ、これらには法則が存在する。 たとえば、水は沸騰していると気体が発生しているし、ものは重力の影響を受けている限りその方向に引っ張られる。 何かを十分に理解しようとするとき、その「何か」から法則を見つけ出して、体系化するということは非常に大切だと思う。そのなかから勝つための定石を発見するのだ。 この努力なくしては、勝つためのよりどころがなくなり、勝負に苦戦させられそうだ。 ■
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by dubian2.4
| 2005-02-20 11:10
| 上海生活や仕事
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